【瀬戸芸2016】1日目小豆島

8月18日から8月20日の3日間、母と一緒に瀬戸内芸術祭(Setouchi Triennale)2016 に行ってきました。

瀬戸内芸術祭は3年に一度瀬戸内海の島々で行われているアートのお祭りです。
今年は、春(3月20日-4月17日)・夏(7月18日-9月4日)・秋(10月8日-11月6日)と3回に分けて実施されています。

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2日目豊島編はこちらから

3日目直島編はこちらから
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福岡から来る母と高松で待ち合わせのため、8:10発のjetstarに乗り込み、成田→高松へ。
夏休みだからか、意外と人がいるものです。この便も、満席でした。
1時間ちょっとの飛行を終え、9:35に高松空港に到着。

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このお祭、香川の人は「瀬戸芸」というらしいです。
空港も瀬戸芸一色。わくわく。


ここから、高松駅行きの「ことでんバス(片道760円、高松築港までなら750円)」に約40分乗ります。
高速船乗り場は、高松駅ではなく、その2つ手前の「高松築港(たかまつちっこう)」のほうが近いようなので下車し、徒歩数分で港へ。

目指すは小豆島(しょうどしま)。
高松港から小豆島の土庄(とのしょう)港までは、フェリーで60-70分(690円)。高速船で35分(1170円)です。

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出迎えてくれたのは、オリーブの輪っか。
チェ・ジョンファ作「太陽の贈り物」
葉1枚1枚に、海や島に関する願い事が書かれていました。

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小豆島は、レンタカーで回りました。
小豆島は瀬戸芸の島の中では1番大きいため、島内をバスは走っていますが、1日で島中を回りたいならレンタカーがおすすめです。
美島レンタカーという港から少し離れたところで借りたのですが、12時間8000円くらいでした。フェリーを降りたところでも予約できますし、宿で借りたほうが安い場合もあります。

▼近畿・中国四国地方の地図。どれが小豆島でしょうか。

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高松港、小豆島、豊島(てしま)、直島、宇野港の距離感覚はこんな感じです。玉野市と書かれたところが、岡山の宇野港があるところです。

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まずは、土庄港近くの作品をチェック。
▼1階にはコシノジュンコとアトリエオモヤの体験型作品、2階には子供たちと一緒に制作した作品がありました。

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そして、腹ごしらえ。
小豆島はオリーブだけじゃなく、手延べ素麺も有名です。

▼オリーブ素麺@銀四郎麺業。しいたけ風味のガーリックオイルをかけると違った味が楽しめます。

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それから、レンタカーを借りて、三都半島、草壁、醬の里・坂手、島の南側を回り23ほどの作品を鑑賞しました。

▼野原に現れるイノシシ、足、頭…これからも増え続けるらしいです。(久保寛子作「段山遺跡群」)

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▼これは上からの図。下に潜って眺めると海底にいる気分になります。(康夏奈(吉田夏奈)作「花寿波島の秘密」)

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▼この作品のある蔵が古い瓦倉庫で、飾り瓦が残っていてすごくいい雰囲気でした。(尾身大輔作「空想と虫籠」)

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▼「怪物と少年Ⅱ」を見た後に海岸へ出てみると現れた怪物の群れ。(伊東敏光作「この彫刻は一万年の生命を持ちヒトの一生の間には10mほど歩くⅢ」)

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▼割と有名なやつですね。ここのおじさんと仲良くすると、面白ショットを撮ってくれます。おじさん、9/7の9時からTBSの番組に出るんだと、嬉しそうに話してくれました。(清水久和作「オリーブのリーゼント」)

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▼珍写真集。おじさんに言われるがままに動くとあら不思議。左上はハート、左下は頭が目になってリーゼント君の顔の出来上がり。

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2日目の朝は、エンジェルロードを見に行きました。
なんでも、朝と夕の干潮の時間にあらわれる道を、恋人と手をつないで渡ると結ばれるとか…こんな感じで笑

▼Murad Osmannの'Follow Me'をまねて…

https://www.instagram.com/muradosmann/

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早朝にジョギングしながら土庄地区をめぐり、最後にレンタカーで、千枚田の広がる肥土山(ひとやま)・中山地区へ向かいました。

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▲▼緻密な竹組みが田園の中にたたずみ迫力のある作品です。万人受けするだろうなぁ。中も足裏マッサージができて気持ち良いです(笑)(ワン・ウェンチー作「オリーブの夢」)

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小豆島は、古い蔵をそのまま使った作品や、自然の中に突如現れるような自然と一体化した作品が多いと感じました。また、近所の人が管理のボランティアや、無料でお茶や素麺などを提供するなど、島民一緒になって祭を行っている温かさも感じました。

 

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我々は、10:30の旅客船に乗り込み、小豆島を後にしました。

2日目は、豊島(てしま)を回ります。

 

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<瀬戸芸めぐりの必需品>
1.作品鑑賞パスポート(写真左中)…5000円で春から秋すべての会期のすべての作品を鑑賞できる。通常かかる入場料が必要な屋内展示もフリーパスの優れもの。作品を鑑賞したらスタンプを押せるので、スタンプラリーも楽しめる。

2.水、日焼け止め、帽子、羽織るもの…熱いです。汗を大量にかきます。焼けます。

 

 

<小豆島での必需品>
1.まるごと小豆島・豊島本(写真右下)…小豆島と豊島の作品情報、地図、バスや船の時刻表などが乗ったガイドブック。観光案内もついた価値のあるフリーペーパー。

2.レンタカー(要 坂道運転の技術)…小豆島の作品は非常に数が多く、島の東西南北・中央と全体に広がっています。そのため、あまり時間がなければ、好きなタイミングで移動できるレンタカーがおすすめです。2日間ほどかけて島をみるなら、バスの1日乗車券1000円、2日乗車券1500円がおすすめ。

 

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<注意点>

1.有料施設がある…小豆島は作品鑑賞パスポートがあれば全ての作品がみれます。パスポートがなければ、300円、510円の鑑賞料が必要な展示もあります。

2.屋内展示はだいたい9:30~17:00までで閉まります。

3.ホテルやゲストハウスは多いですが、人気のお部屋は数か月前の早めの予約をしたほうが無難です。